GML Report vol.13
生活者の脱炭素への意識・行動変容を目指す、「おおさかで!減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」

2024年10月から12月にかけて、エコラベルやカーボンフットプリントで生活者の脱炭素に配慮した購買行動を促す「おおさかで!減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」(※1)を開催しました。小学校における「脱炭素教育」支援と、店舗・アプリにおける「脱炭素商品の販促」を一気通貫で実施することで、生活者の買い物時の行動変容を促し、脱炭素商品の市場創出を目指す活動です。
後編「脱炭素商品の販促」となる本レポートでは、店舗・アプリでの販促及び情報発信についてご紹介します。

身近な商品と売り場で脱炭素に「触れる」機会を創出
買い物における行動変容を促すための取り組みの目玉は、生活者が購買を行うリアルなお店やそのアプリ上で行われる“脱炭素キャンペーン”。身近なお店を舞台に、環境配慮を促すメッセージを織り込んだ参加型のキャンペーンです。
チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)の活動の一環で、小売流通、メーカー、パートナー企業とともに“みんなで”実施しました。
食品スーパー「万代」の店頭で行われた企画は、対象商品を購入して応募すると脱炭素にちなんだ賞品が抽選で当たる『万代ゲンコツキャンペーン』(大阪府内全113店舗で実施)。
パッケージにエコラベルが表示されている商品やCFPの算定を行った商品など、全20種類の対象商品の環境配慮側面をお店のPOPやWEBサイトで紹介しながら、購入するとインセンティブが付与される仕組みが展開されました。応募数に応じて大阪府環境保全基金への寄付につながる仕組みも添えて、日頃のスーパーにおける買い物で環境について考え・行動してもらうためのきっかけを提供しました。



「学び」を促進するアプリのクイズと店舗内ワークショップ
ドラッグストア「スギ薬局」のアプリで行われた企画は、エコラベルやCFPに関するクイズに答えた方の中から抽選で環境配慮商品とエコバッグのセットが当たる『エコラベルマスター』(全国を対象に実施)。
出題されるクイズは全部で9問、身近な商品に関する環境配慮について回答します。ヒントを参考にしながら解き進め、見事全問正解した方には賞品の当選確率がアップするという仕掛けにより、きちんと学んで回答をしてもらうためのモチベーションを設計しました。アプリをお持ちの方はどなたでも気軽に参加できるキャンペーンにより、スギ薬局アプリユーザーの多くの参加を呼び込みました。

キャンペーン期間中の11月23日(土)には、スギ薬局 八尾福万寺店でエコラベルをテーマにしたワークショップも開催。約20名の参加者を迎え入れ、エコラベルについての授業、店舗内でのエコラベル付き商品探し、POP作りや棚作りなど、お店とお客様が手を取り合ってエコラベルについて学びを深め、情報発信する活動を行いました。



様々な盛り上げ施策で「取り組む」ことを後押し
店舗での脱炭素キャンペーンを盛り上げるため、グリーン・マーケティング・ラボは大阪府内で様々なPR活動も並行して実施しました。記者向けのイベント開催、各地で行われる催事への出展(※2)、大人気キャラクター「フィリックス・ザ・キャット」とニャートラルのコラボレーションによる話題づくり… その取り組みの様子は朝のニュース番組内で特集として放送され、「おおさかで!減CO2プロジェクト」は盛況のうちに幕を閉じました。


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- (※1)「エコラベル・カーボンフットプリントで生活者の脱炭素に配慮した購買行動を促す「おおさかで!減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」を開始~大阪府内小学校での「教育」支援と店舗・アプリでの「販促」を一気通貫で実施~」(2024年10月31日発表)
- 「おおさかで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」特設ウェブサイト(2024年度取り組みは終了)
- (※2)出展した催事の活動報告
- イオンの環境イベント「えらぼう。未来につながる今を」フェア
- 八尾市主催環境イベント「SDGs×ECO FESTIVAL」
- 大阪での地産地消を推進する環境イベント「おおさかもん祭り」
- 朝日放送テレビ主催イベント「おは朝パーク2024」